直島写真研究会

2024年1月より、「直島写真研究会」をはじめたいと思います。
月1回2時間程度、瀬戸内「 」資料館のへんこつに集まり、それぞれが撮影した写真をプロジェクションや紙で見せ合って語り合ったり、色々な写真集を共有して話したり、写真が好きな人々が自由に集まれる学びの場。時間は18:30-20:30くらい、毎回みんなで日時は決めていきます。食べ物持ち寄りで飲み物でも飲みながらゆるりと。基本的に直島町民や直島に通っている人が参加し、直島やこの周辺の風景を撮影した写真を見せ合えると良いなぁと思っています。(もちろん、別に外の写真でも可です。)

なぜ、基本直島町民が参加できるか?というと、僕自身の目標としては、写真が上手い下手ではなく、写真の面白さを、今の直島やこのエリアの風景を日常的に記録し見せ合うことで学び合うことに興味があるから。2022年に直島で掘り起こした1950年代に直島で活動した「直島どんぐり写真クラブ」のように。僕らが直面している激変する直島の今を記録しその中で学び、さらに未来の人々がこの今を発掘することを想像しているからです。(僕自身が未来人の発掘者になって今の写真を埋めとくことを想像している。ただもちろん、写真研参加者が写真を撮影する時にアーカイブを意識する必要は全くない。引いて活動で考えると、という話だ。)
僕自身この島で写真との関わり合いを考え、写真研のアイデアもぼんやりと温めていたけど、今回ついに始動する原動力になった要因は、直島の写真家の故中村由信さんやその友人たち「直島どんぐり写真クラブ」のおじいちゃんたちとの出会いもそうですが、今の直島にも写真が好きでここで活動している人が結構いることです。(近所には鳥を撮影しているおばちゃんや夕日を撮影しているおじちゃんもいるけどそういう人が参加してくれるかはまだわかりませんが)同世代では、写真を自らの”仕事”と考えて活動している写真家の小林正秀さん(直島の宿に勤務)や、編集者の岡本雄大さん(直島の工場に勤務)、島で写真集を扱う本屋をやっているアンドリューなどもいて、専門性を持ってかなり深い部分を話し学べる土壌がある。(きっと他にもいると思います。)
でも、これは教室や学校ではなく研究会なので、僕や彼らが先生ではないし講義もない。みんなでいろんなことを共有する場所。ビジネスではない。写真の素人であっても学びたい気持ちがあれば大丈夫。僕も素人として学べることはたくさんあると思っている。

資料館内で日常的に現在活動中の研究会は「窯工研究会」「島の子供の研究室」「直島鍰風景研究室」「なおしま美術学院」なので、この「直島写真研究会」で5つ目。「窯工研究会」はもう3年やっててかなり定着しているので、昨年は淡路島の焼き物作家さんに協力してもらいみんなで窯を作って焼く楽焼”合宿”を行いました。「島の子供の研究室」は直島諸島をフィールドワークした成果を地図にまとめて販売してます。
「直島写真研究会」も活動が定着してきたら、勉強会から飛び出して、みんなで写真展を見に行ったり、展示をやってみたり、本を作ってみたり、できるといいなぁと思っています。

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