新美塾!2022の記録が公開

新美塾の記録集のPDFが読めるようになった。
さらに、記録動画のダイジェストもアップされた。

新美塾!2022
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頭の整理に、思い出せる範囲での「新美塾!」を作るのに影響を受けた経験を書き出してみる。

基本的に、下道の作品ラインの「A面」として、「戦争のかたち」「torii」「津波石」がメインに見えつつ。ただ、それの別の「B面」的な水脈として、個人の作品ではない方向/協働を介するある意味弱い表現への挑戦や興味が続いていて、それは「新美塾」に接続したのかもしれないと思う。さらに瀬戸内「」資料館はさらにその先の「A面」と「B面」の両方を持つ存在を目指している。

以下は「B面」的な水脈。

【影響のある自分の活動】

・「Re-fort project 5」2009 
        =2004年の1回目から中崎透など様々なとコラボ。第5回目は、中崎透、服部浩之、会田大也、山城大督との共同制作。自分だけの作品がそうではなくなる瞬間を受け入れることの面白さを感じる経験。

・「梅香堂」での体験 2009-
      =手作りの小さなレジデンスでの滞在制作。若いアーティストたちの溜まり場。学び舎であり駆け込み寺。小さな表現の学び舎。場所を作ることについて考える。

・「見えない風景」2010 
   =自分が先生ではなく、大人/自分よりも面白いのを子供が作り逆転するようなWSの制作

・「超訳 びじゅつの学校」2013
   =美術館を部室にして作家を部長にして客は何度も通う、というコンセプトは参加して刺激的だった。ブログなどの継続性も作ったが、結局、作家たちが手を離し自動で動く装置にはならなかったのも印象に残っている。本当にその空間や活動を生きたものにするための本当に必要なシステムとは?という疑問。

・「14歳と世界と境」2013
        =色々な国の中学生との共同作業。中学校の環境や教育に疑問を感じる。

・「14歳と凹と凸」

・「旅するリサーチラボラトリー」2014

・「Asia Seed」rooftop institute (香港)2016
   =最も影響を受けた活動。rooftop instituteはアートと教育をテーマにした活動で主催の女性二人は同年代の現代美術の作家でもある。まず、1ヶ月滞在制作で香港の作家とWSを制作。20人の香港の高校生(100人が応募してきた)がこのWSを体験し、その中の5人を選び1週間の日本のアート旅を企画。すごい体験だった。いろんなことがWSや旅を通じて目の当たりにした。制作するのが作品で手放しに無数の人々に鑑賞される体験ではなく、制作するのはWSや旅で体験するのは高校生たち。

・「宇宙の卵」2019
   =ベネチアビエンナーレ日本館での共同作業やそのための旅。「Re-fort project 5」以来の関係が続く服部くんと、「Re-fort project 5」のさらに先を目指すような体験。自分の作品が壊れてセッションが起こっていく感覚、巨大な経験。

・愛知県立芸大の山本高之の授業を1コマやることに。
   =山本さんが1ヶ月不在ということで、急遽芸術学専攻の学生向けの「現代アート実習(映像)」の授業を代わりにやることに。課題を作り5人くらいの生徒と継続的に1ヶ月で6回で映像を制作して鑑賞をする。結構楽しい経験に。

・「山下道ラジオ」2020-

・「島の子供の研究室(しまけん)」2021-

・国立国際のコロナ禍でのワークショップ
     =コロナ禍で子供たちが家でできる課題をアーティストは一人1課題を考える依頼だったが、答えられなかった。いくら考えても、他の作家のようないいアイデアが生み出せなかった。それは多分、コロナ禍を経験することで、作品的な聞きの強いWSではなく、弱い課題を継続的にルーティーンでやっていくことへ、興味が強くなったではないか。

【影響のある自分以外のアート活動】

・会田大也 Ycam, あいちトリなどのラーニング

・ナデガタインスタントパーティー「パラレルスクール」

・Kosuge1-16

・mamoru&山本高之 鳥取でのスクール

・アーティストインスクール(北海道) タノタイガ、Kosuge1-16

・「バイトやめる学校」山下陽光

・コロナ禍でのトムサックスの活動

・オラファエリアソンのスタジオ活動

【影響のある自分以外のアート以外の活動】

・school of lock

・ブルーハーツ ファーストアルバム

・ハイローズ 「14歳」

などなど

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