[ 漂泊之碑/floating monuments ]
glasses+mixed media
2014−

「ガラスは留まって見えても、実は流動的な存在です。
あなたが浜辺から拾て来たいろんな種類の漂着のガラス瓶なんかを窯で混ぜ合わせると、
その出来上がったガラスはもし目の前で形になっても、いつか突然破れてしまうものでしょうね。」
中国や韓国や日本や台湾……。
沖縄の浜辺には様々国々からたくさんのガラス瓶が漂着する。
ある時僕は、沖縄の島々を旅しながら漂着瓶を拾い集め、琉球ガラスの職人さんに会いに行くとそのような事を言われた。 それ以来、1年に一度、共にそれらを砕いて窯で溶かし、新しいガラス食器を作ることはじめた。
それらの食器は、いつか破れるかもしれない緊張感を内包してたまま存在し続けている。




日記「皿と月」
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日記「ガラスの旅」
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