渚三彩 Three-colors glaze on the beach


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size: 300×300×9mm

浜辺に漂着した様々な国のガラスを砕いて並べて「板ガラス」を作っている。
2015年から食器を作り始めて以来、どうしても作りたく思っていて、ようやく着手でした。

沖縄の浜辺で拾うガラスで最も多いのが台湾の”PAOLYTA"保力達"という名のドリンク剤の《茶色》の瓶。
さらに、次に多いのは中国の白酒(中国の焼酎)の《透明》の瓶。
あとは、風の向きと関係するが、韓国の焼酎の《緑》の瓶も多い。
そう思って見てみると、浜辺に流れ着くガラスは、3色《透明》《緑》《茶色》がほとんど。
(《緑》=ビールなど、《茶色》=ドリンク剤系、ウィスキー系なども)
それらを窯で混ぜて再生せず、3色を残すために、板の上に並べてそのまま焼くフュージングという手法で今回は制作。バキバキに割れるのでひびを継いでいる。
今回はタイトルを「沖縄ガラス」から「渚三彩」(なぎさんさい、とリエゾン/駄洒落)に変更し別シリーズにした。
理由は沖縄だけではなく福岡の海岸も歩いて瓶を収集したから。福岡で行きつけの海岸は漂着物研究家石井忠さんの歩いた浜辺。さらに、制作協力は倉敷芸術科学大学のガラス工房と凄腕のガラス作家さんたち。
たくさんの協力の元、2014年から始めた浜辺の漂着瓶からのガラス製作も最終段階に入ってきている。
公開は2019年10月18日、大原美術館/有隣荘での個展。さらに11月に韓国ソウルでグループ展。
漂着したガラス瓶は別の形になって再び旅を始める。

まだ試作品ですが、とても美しく、日々、窓に立てかけて眺めている。