山口→大阪

ゲストやご近所さんなど、毎日人と出会ってしまう環境であるMAC(Maemachi Art Center)、そのすさまじい滞在生活を終えました。
個展、グループ展、ワークショップ、連日のミーティング、カフェでの仕事、ラジオ出演、大学講義、暗室籠り、温泉、ビール、雑魚寝、花火、海、ドライブ、刺身、温泉、ビール…。
三十路の夏に、こんな遊びまくって充実しまくっていいのか…と、不安になるくらいの、山口滞在でした。今できる本気で遊んだ、という後味です。
とろけそうな三十路の夏の旬の果実みたいなやつです。
もちろん、甘酸っぱくはなく、気持ち悪いくらい臭くて美味しいヤツ。
今旬の果実は今食え。という感じですかね。
果実とは逆に、最近突然酢の物に目覚め、オヤジ化する自分も感じますね。

去年11月のフランスからの帰国以来、パッキングされた荷物を実家に押し込めたまま、開封することなく、次の拠点や同世代の活動を見ながら、放浪生活にはいっています。
最近では「放浪って、シタミチ君らしいね」とか言われてしまいますが、「拠点を決めて籠ること」の大切さは痛い程わかっているので、今は期間限定での、人に出会いまくり、話をしたり、人から吸収する時期だと思います。そう割り切っての放浪です。もう10ヶ月目です。大阪終わる頃は1年。。フランスから数えると2年の放浪生活。もちろん上には上がいますが。
来年度は、全く違う活動をしていると思います。

昨日は、青春18切符でなんとか大阪入りして、その足で永田さんや大川さん、高林くんと打ち合わせ。そして、今回の拠点、大阪の此花「モトタバコヤ」という空き家へ。ここで管理人を2ヶ月期間限定でやる為に、大阪にやってきました。地元の大学生がフリマの準備とかで出入りしてたんですが、夜は空き家にひとりぼっち。なんか、山口ののんびりした空気から一変、いきなりディープ大阪に放り込まれた感じです。しかもポツンと。そしてゴキブリと目が合う。ひとりじゃなかった…。
ここは元タバコ屋さんの空き家で、地元の活性化の為のフリースペースとしてたまに使われて来てます。数年前には浅井裕介くんを中心にイベントをやったみたいで、未だにその残骸が壁に残っています。今回は、大阪中之島で行われる「水都大阪」というイベントの臨時宿泊施設として、なぜか俺が管理人で2ヶ月解放されるようです。
幼い頃、両親は関西出身なので、学校では岡山弁、家ではソフトな関西弁といった感じでした。なので、ダウンタウンが流行って以来「エセ関西弁」である自分のコンプレックスはなくはなく、「一度は大阪に関西弁の留学に住んでみたい」と思っていたので、2ヶ月のショートステイですが楽しみです。
夜は、大川さんと土田さんとミーティング。
MACの夜は、具沢山男の山口丼(汗だく)、という感じでしたが、ここはクーラーもあり女性も多そうなので今の所は結構爽やかですね。(笑)

ここでの目標は
「人と出会う」「この町で何かを作る」「人の話を聞く」「お金を貯める」さらに「ゴキブリに強くなる」
です。
フランスに旅経って以来放浪ですが、何かが変わって来てると思います。
籠りたい、定住したい、取材に行きたい、そんな感じの気持ちをため込みつつ、ここ大阪生活スタートですね。


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「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」

「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、いや、やっぱり言葉で伝えたらいいのかな」

「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって。その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」


(『旅をする木』星野道夫)

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うわぁ、ロマンチックやなぁ〜。
では、ホームセンターへ行って来まーす。

2009-08-13 12:22