部活動

「直島窯工研究会」
直島でやっているプロジェクト《瀬戸内「」資料館》の中で、陶芸のサークル活動が始まろうとしている。
大学時代、ムサビ窯工研究会の一年後輩のなっちゃんがこの島にいたから僕たちの家族はこの島へ引っ越してこれた。そして、プロジェクト《瀬戸内「」資料館》をやっている。本や資料を収集しながら、島の郷土図書館のような物を作ろうとしている。さらに、スペースで島民のサークル活動もやりたいなぁと考えていて、「そうだ!焼き物なら僕も教えられるな」(東京で3年ほど陶芸教室の先生経験あり。)と思い、なっちゃんに相談してみたところ。なっちゃんもちょうど陶芸をやろうと準備をしていて、スペースを探していた。そこから、資料館のスペースで「直島窯工研究会」を一緒に始めるというアイデアになった。なっちゃんは部長。下道は管理人。資料館は、島民としては中々入りづらいアートのギャラリー空間であるから、この機会にいろんな人が出入りが始まり、気軽に入れる空気が流れるようになってほしいという願いがある。とにかくやってみよう!と動き出した。

もし、誰かが、芸術祭に参加して、作品として郷土資料館や図書館のような存在を作ろうとしても、それっぽくしかならないと思う。それは、目には見えないが時間の蓄積が圧倒的に足りないからではないか。作品を作るとき、フィクションにしてしまうのは、フィクションを描きたいからという理由とともに、本物への疑いがあるからだろう。《瀬戸内「」資料館》は将来、作品であることが本物か偽物かわからない存在にまでなってほしいと考えている。僕はアーティストとして、《瀬戸内「」資料館》をやっているのだけれども、今、館長と名乗っているのは、自分がこれまでやってきた「作家と作品という関係」を壊してみたいからかもしれない。

さて、どこまでいけるのだろうか。
そして、この新しい挑戦は、新しい水脈になるのだろうか。
そのためには全力で楽しみながら、転がっていくしかない。