直島「 」研究会

直島写真研究会

島で夜な夜な行われている集会には15人ほどが集まる。月一回のルーティーンも2年目になった。撮影した写真を見せ合ったり、写真展や写真集や色々な情報への感想の共有。写真研。
しかしまぁ、写真という専門性を柱にしながらも、誰でも入ってきて混ざれる。昔の東京で言うならゴールデン街みたいに、自由に入って来て関係性を超えて語り合える場所。この今の”観光の島”に実は全くない。だから、楽しみにしてくれている人も多い。
研究会といえばかれこれもう4年目になるのが直島窯工研究会。焼き物のサークル。毎週月木9:00-16:00で空間を開放している。こっちはもう僕を必要としていないので勝手に部員が来て勝手に制作している。そして、毎年行う島の文化祭にブースを出していると自然といろいろな人が入部してくるので思想的な環境が出来上がっている。
誰でも入部できるようにしていても、やはりこの入り口をノックする人は限られているから、これらの活動も島では一つの派閥になってしまう。資料館に出入りする派閥(と見られている)。それが嫌な人は自分も別の派閥を作ろうと考える人もいるだろう。僕としてはこの資料館やこの空間を活用してくれる人が増えてら良いなぁと思っているだけで、自分がこの島で影響力を増やしたいとか目立ちたいとは思っていないのだが。使ってくれる研究会が自然に生まれてきて勝手にやれば良いとも思っているので、そういう意味では僕の存在がどんどん消えていていって空間/場所だけの意識になっていけば良いのだけど、やはり手綱を握る人はいる。島の研究会や集会のあり方の話。
あ、でも、僕は”場づくり”をやりたいわけではない。島のアーカイブを作る目的の延長での話。

直島窯工研究会

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