ようやく、コロナ禍が過ぎ、島に秋祭りが帰ってきた。
2019年、直島に一時滞在していた時、この秋祭りの練習の風景を見て、直島への興味を深めた(移住を決めた)。しかし、移住してすぐにコロナ禍になってしまい、これがはじめての秋祭り。
この2ヶ月毎晩、神社から太鼓の練習の音が集落に響いていた。
ようやくこの日が来た。
祭りといっても、旅先で訪れた青森のねぶた祭りに度肝を拭かれるような体験とは全く違い、
「○○さんの息子、頑張っているなぁ…」とか「○○さんの娘さん、見ないうちに大きくなったなぁ」みたいな祭りの参加の仕方をしている自分に少し驚きつつ、観光客にとってもハレの場である直島の、地域住民にとってのハレの2日を堪能する。
そして、祭りが終わると、また日常。寒い寒い島の冬の足音が。